運動療法には、様々な方法が存在します。
水中運動、機材を使った運動、道具を使った運動、自由運動など様々です。
しかし、機能の回復や、機能の維持・強化を目的とした場合、犬の勝手気ままな遊びや運動をさせた時、どんなリスクが待っているのでしょうか?
犬は、身体にハンデがあっても、モチベーションがあがれば、人には考えられ無いくらいにムチャをします。
その結果、様々なトラブルの引き金になりかねません。
皆さんは、愛犬が痛みに苦しむ姿を見たいですか?
おそらく、大半の飼い主がNO!というはずです。
そうあって欲しいと願っています…
ここで言う陸上での運動療法とは、私たちセラピストや飼い主様が、愛犬のアシストをしながら、個々の目的に沿った運動を行なわせる事をさします。
このアシスト運動は、リハビリのみに適応ではなく、健康な犬の基礎体力の向上や、健康維持にも大きく貢献できます。
健康な犬の例として、普段、散歩に利用している地形を、個々の目的に沿って上手く利用する事で、大きく成果がでますが、日常的に単調な散歩だと、偏った身体の使い方になるため、強化できる筋肉もあれば、弱化させる筋肉もあると言う事です。
当施設で行なう運動療法には、リハビリが必要な重症の犬、ドッグスポーツに必要な筋力アップ、早急にダイエットを行なわないと危険な犬など、多種多様な目的の犬が来てくれています。
この、陸上運動部門では、自宅での適切な運動方法や、効果的な散歩の仕方の指導や長期滞在型リハビリの犬へ、水中運動と陸上運動を併用することで、機能の回復を促進する目的で設置されています。
その他、犬に関わるセミナーや獣医師による健康相談、鍼灸治療なども行なって行きたいと考えてます。
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陸上での使用機材